2004年の今日、総務省は「インターネットガバナンスに関する連絡会」の第1回会合を開催しました。構成員はICANNの会津泉委員、慶應義塾大学の村井純教授、東京大学の加藤朗助教授など13名でした。
前年にスイスのジュネーブで開催された世界情報社会サミット(WSIS)で、インターネットガバナンスを民間組織が担うべきとするICANNらの主張と、政府機関が担うべきとするITUらの主張が対立していました。この連絡会はインターネットガバナンスについて、国内のインターネット関係者間で情報や意見を交換するものと位置付けられていました。
インターネットは研究者らによるボランディア的な運営がなされてきましたが、国際的にも普及が進み、依存度も高まったことから、社会的なインフラとしての運営へと名実ともに移行する過程における議論でした。
- INTERNET Watch 総務省、インターネットの統治について情報交換する連絡会
出典: INTERNET Watch