2009年の今日、米国におけるグーグルと出版社協会とのグーグルブックサーチ訴訟の和解にともない、読売新聞や朝日新聞などに、日本の著作権者がこの和解に参加しない場合の意思表示(いわゆる「オプトアウト」)を求める法定通知の公告が掲載されました。しかし、当時、これを見た著作権者や出版業界の人のほとんどは意味を理解できませんでした。いまでも、きちんと説明できる人は法律の専門家以外、それほど多くはないかもしれません。しかし、これのころからグーグルに知的財産を軽く扱われているのではないかと思う人が増え、デジタル技術の進歩によって書籍という人類の知の蓄積が検索できるようになるというグーグルの夢は停滞をすることとなりました。
- INTERNET Watch Googleブック検索、米裁判の和解が日本の著作権者にも影響
出典: INTERNET Watch