インターネットは自動巡回してキャッシュしてから閲覧するのが便利だった!

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1998年の今日、INTERNET Watchでは、サーバー型のWWW巡回ソフト「波乗野郎Enterprise」(発売:ビー・ユー・ジー)の発売を報じています。当時、個人ではISDNなどのダイヤルアップ接続、法人でも中小企業では1Mbpsにも満たない低速な専用線はあたりまえでした。そこで、よく見るページを定期的に自動巡回して、ウェブページを構成するファイルをローカルディスクにキャッシュして、あとから閲覧をするという方法で、トラフィックを減らしたり、快適な閲覧をしたりしようという工夫がされました。「波乗野郎」は個人向けの自動巡回ソフトを企業のサーバーで動くように拡張したものでした。
いまではスマホからでも100Mbps以上が出るような時代になりましたが、当時は涙ぐましい努力をして、インターネットにある情報を閲覧していたことを思い出させてくれます。

出典: INTERNET Watch