インターネット接続事業者の再編の動きが始まった日

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2009年の今日、INTERNET Watchでは、ビッグローブ、ニフティ、IIJという大手インターネット接続事業者(ISP)3社がシステム統合の検討に入ることが報じられています。しかし、その後も、この報道にあったような3社のシステム統合が行われたとの記事は見当たりません。
当時、こうした報道がされた背景にはインターネットの普及が80%を超えたことや新たなブロードバンドモバイルインフラの拡大などがあり、それまでのISP事業のままでの事業拡大が見込めないこと、一方で、トラフィックの増大にともなう設備投資のバランスをとることが困難になりつつあることがあったのではないかと思われます。
その後、ビッグローブはKDDIに、ニフティはノジマ電気に買収されました。IIJはMVNOでユーザーを拡大し、さらには放送業界向けCDN事業などへと事業を拡大し続けています。

出典: INTERNET Watch